殺伐とした都会でも、ほっとした空間とほっとした安らぎを与えてくれる。小吉。疲れ果てたり、くたびれたり、わびしかったり、寂しかったり、孤独な人がこの花を活けると、ふと「峠のわが家」一生懸命坂道を上がっていって峠を越えたところ、ああようやく着いた、というようなわが家に帰った気がする。人生に疲れて、仕事に疲れて、一生懸命がんばっているときに、ふと安住とやすらぎを与えてくれる花である。