メタセの杜

メタセの杜

メタセの杜

最近Instagramでよく目にするメタセの杜に行ってみました。
築城町物産館の奥にメタセコイアの林木があります。
色づきはまだまだでしたが天気がよく暖かくよい散歩日和でした。

メタセコイアWikipediaより)

メタセコイア(学名Metasequoia glyptostroboides)は、裸子植物マツ網のヒノキ科メタセコイア属に属する落葉針葉樹の1種である。メタセコイアは、メタセコイア属の唯一の現生種である。葉は短枝に羽状に対生し、秋に紅葉して枝とともに落ちる。中国中部原産であるが、世界各地の公園や並木などに植えられている。メタセコイア属は化石植物として1941年に提唱されたが、そのすぐ後によく似た植物が中国で生き残っていることが発見されたため、生きている化石ともよばれる。

英名では dawn redwood とよばれ(dawnは曙、始まり、兆しなどの意味、redwoodはセコイアのこと)、これを元に和名ではアケボノスギともよばれる。学名である Metasequoia glyptostroboides の属名は「後のセコイア」、種小名は「スイショウ属 (Glyptostrobus) に似ている」の意味である

中国中部に分布し、自生とされるもののほとんどは利川県(湖北省)の標高 750–1500 m に分布するが、一部は竜山県(湖南省)、石柱トゥチャ族自治県(重慶市)から報告されている。日本を含む世界各地で植栽されている。

ふつう谷筋や川岸など湿った場所に生育し、斜面など乾燥した場所には見られない。原産地では水田下から大きな根株が見つかることから、水田を開拓する際に伐採されたと考えられている。実生は明るい場所に生育し、耐陰性は低い。成長は極めて速く(特に暖地)、3年で樹高 2 m、十数年で大木になる。樹齢は近縁種のセコイアセコイアデンドロンほど長くなく、数百年程度とみられている。これらの特徴から、メタセコイアは植生遷移の比較的初期の段階で出現するパイオニア植物であり、洪水などによって植生が繰り返し更新される環境に生育していたものと考えられている。国際自然保護連合 (IUCN) レッドリストでは、絶滅危惧種に指定されている。

化石植物として報告されたものとほとんど同じ植物が生きていたことからメタセコイアは注目を集め、「生きている化石」とよばれるようになった。また成長が速く樹形が美しいことから、観賞用に世界中で植栽されている。材を利用するために造林されることもあるが、材はもろくあまり有用ではないとされる。実生または挿し木で増やす。病虫害は少なく、太い枝が切れても数年で傷口を塞ぐ修復力をもつことが知られている。

1948年に米国の植物学者であるチェイニー(Ralph W. Chaney)が発見直後のメタセコイアの種子を持ち帰って播種育成し、1949年に昭和天皇に送るとともに、1950年には化石植物としてのメタセコイア属の提唱者である三木茂が結成したメタセコイア保存会に100本の苗が送られ、保存会から日本国内の研究機関や自治体の植物園に配布された。現在では日本各地の公園、街路樹、校庭などに植えられている。

滋賀県高島市のメタセコイア並木は、日本紅葉の名所100選に選定されている。また東京都葛飾区の水元公園も「メタセコイアの森」の紅葉で名高い。

メタセコイアの花言葉は、「平和」とされる。

メタセコイアは 落葉高木であり、大きなものは高さ50メートル (m)、幹の直径 2.5 m になる。幹はしばしばデコボコになり、樹皮は若木では赤褐色、成木では灰褐色、縦に細長く剥がれる樹冠は若木では円錐形、主枝は不規則に輪生し斜立、枝は対生または対生状につき、宿存性の長枝と一年生の短枝がある。短枝には多数の葉がついて全体で卵形から楕円形、3–7 × 1.5–4 センチメートル(cm)、秋に落枝し、落枝痕は円く白色、腋に冬芽が1–2個つく。冬芽は長さ2–5ミリメートル (mm)、先端は鈍頭、芽鱗は対生し黄褐色、約 2–2.5×2–2.5mm

葉は短枝に対生して2列羽状につき、扁平な線形で 8-30 × 1-2 mm、先端は尖るが柔らかく、基部でねじれて無柄、向軸側(表側)は明緑色で中肋は窪み、背軸側(裏面)は緑白色で中肋は突出し、4–8列の気孔からなる気孔帯があるが不明瞭葉は秋に赤褐色になり、枝についたまま落ちる

雄雌同株、"花期"は葉の展開前であり、2–3月。"雄花"(雄錐、花粉錐、小胞子嚢穂、雄性胞子嚢穂、雄性球花)は卵形、2.5–5.5 × 2-3.8 mm、短い柄をもち、多数の"雄花"が尾状花序のようなまとまりを形成する。"雄花"は15-20個の小胞子葉からなり、各小胞子葉は2–3個の花粉嚢をもつ。"雄花"は秋に形成されるが、翌春になってから成熟して花粉を放出する。"雌花"(雌錐、種子錐、大胞子嚢穂、雌性胞子嚢穂、雌性球花)は前年枝の頂端または亜頂端に単生し、楕円形、およそ 9 × 5.5 mm、短い柄をもつ球果は10–12月に熟し、楕円形、1.4-2.5 × 1.6-2.3 cm、成熟に伴って柄が長くなる。果鱗は16-30個が対生し、基部はくさび形で上部は盾状、木質、それぞれ種子が5–9個付随する。種子は扁平で倒卵形、約 5 × 4 mm、周囲に翼がある。子葉は2枚。染色体数は 2n = 22

投稿 古賀