婿押し祭り

婿押し祭り

婿押し祭り

1月7日に行われた、春日の伝統行事の婿押し祭りを見に行ってきました。
知り合いが参加するということで、間近に陣取って、その迫力を堪能してきました。


婿押し祭りとは、

春日神社の祭礼中最大の行事がこの婿(むこ)押し祭り。別名を「若水祭」ともいう。全国的にも非常に珍しい行事で、平成7年には国指定重要無形民俗文化財に指定された。前年中に結婚した新郎新婦を祝福する行事で、成人の日の前夜、45歳以下の氏子で組織された「三期組合」の人たちが中心となって行われている。

行事の流れは、午後7時15分の左義長(さぎちょう)への点火の後に、子どもたちによる樽(たる)の奪い合いが始まる。続いて、花婿あいさつ、花嫁と花婿の盃など一連の「宿の行事」が行われる。その後、花婿を含む氏子たちは締め込み姿になっておはらいを受け、神池(みいけ)を舞台に祭りのハイライトである勇壮な「樽せり」に突入する。もみ合ううちに割られた樽の一片を手にした者は、これを神棚に供え、五穀豊饒(ごこくほうじょう)と開運を祈願する。

樽せりの後は春日川(牛頸(うしくび)川)へお汐井(おしおい)取りに行き、その帰る足でいっせいに拝殿に駆け上がって参拝し、花婿を中心に祝唄を唱和しながら、まるで“おしくらまんじゅう”のように拝殿の中でもみ合う。その後一団は、左義長周辺へと駆け戻り、最後は神前に供えた「若水」を花婿に注ぎ祝福する。婿押しが終わると左義長の周りに集まり、手打ちをして一連の行事が終了する。

その起源がはっきりしないほど古くから繰り返されてきたこの祭りは、現在の春日市になくてはならない祭りになっている。毎年、参道にはたくさんの夜店が並び、老若男女が大勢詰めかけて春日神社はときならぬ熱気に包まれる。


主な行事の流れ
  1. 左義長(さぎちょう)
  2. 子どもの樽取り
  3. 宿の行事
    式次第は、1開会の辞、2三期組合代表者あいさつ、3氏子総代あいさつ、4区長祝辞、5花婿あいさつ、6花嫁熨斗出し、7前酒、8婿と婿抱きの盃からなる。
  4. 樽せり
  5. お汐井取り
  6. 婿押し(拝殿もみ)
  7. 千秋楽       春日市ウェブサイトより
投稿 古賀