意味 |
正門の門柱の左または右の脇に樹木を植え、枝条の一部を差し枝風に正門の上に伸ばした形のもの。江戸時代から明治時代にかけて、東京では、冠木門と呼ばれる屋根のない2本の門柱を使った門が多く見られ2本柱で単調であるので、それを破る目的で柱に添わせて植えられたものが起源であるといわれている。古書の役木には入っていないが、古くからの植栽法のーつとして今日でも需要が多い。門冠り用に、木づくりした売品も多い。樹種には、関東のアカマツ、関西のクロマツが主であるが、次いでラカンマキ・イヌマキ・イヌツゲなどが使われている。 |