項目 | 水セメント比 / みずセメントひ |
英語 | water-cementratio |
意味 | モルタルやコンクリートの練り混ぜにおいて、骨材を表乾飽水状態とするとき、セメントぺースト中のセメント量cに対する水量wの重量比はw/cと略記する。逆に水量に対するセメント量の重量比はc/w、これを セメン卜水比という。セメントペーストは水和反応により硬化して、いわば骨材を接着する「のり」の役割をもつ。堅硬な骨材を使用すれば、コンクリートの強度は一般に最も弱い部分であるセメントペーストの強さに左右される。そのセメントペーストの強度には、セメント量・空気量などの要因が関係する。w/cが小なる ぺーストはセメント分の濃い「のり」であり、当然ながら接着力はより強いはずである。1918年アメリカ人エイプラムス(D.A.Abrams)は、コンクリートの強度は「水セメ卜比」によって決まるという説を提唱した。→コンクリートはいごう |