意味 |
コヌカグサ属植物に属するもので、造園上西洋芝の中で最も代表的な植物である。この類で造園上利用されるものに次の4種がある。(1)Red top(Agrostis albra L.):のり面緑化草として、また、オーバーシードや混播用としても用いられる。(2)Colonial bentgrass(Agrostis tenuis Sibth.):種子繁殖で、匍匐茎は短く少ない株型。Astoria、Highland等の品種が主として用いられ、ゴルフ場の冬のグリーンに利用されるほか、冷涼地域の庭園や公園、競技場等の芝生に用いられる。(3)Creeping bentgrass(Agrostis palustris Huds.):種子繁殖のものと栄養繁殖のものとあり、いずれも旺盛な匍匐茎の伸長によって繁殖する。種子繁殖する品種は少なく栄養繁殖をする品種が多いが、主として用いられるものは種子繁殖の可能な、Seaside(cocoos)やPenncross等の品種で、いずれもゴルフ場の冬のグリーンに用いられるほか前種同様の利用がなされる。(4)Velvet bent-grass(Agrostis canina L.):種子繁殖。種子はベントグラス中最も小型で、冬型芝の中で最も繊細な品質のよい芝草でゴルフ場の冬グリーンの混播用あるいは冷涼地方の庭園用として用いられる。Kernwood、KingStion、Piperなどの品種が知られている。 |