項目 | ブールバール / ブールバール |
英語 | boulevard (仏) |
意味 | 並木や植樹帯を伴った大遊歩道。その起源は1680年ルイ14世がパリ市域約242haをとり囲んでいた城壁を取りはらい、跡地を整地して植樹したことにさかのぼる。その後、今日のように並木のある散歩道、装飾的な大通りをブールバールと称するようになった。上記のブールバール誕生のきっかけは、オスマン(G.E.Haussmann)によるパリ改造計画であり、それは、ブローニュの森とヴァンサンヌの森のパリの二大公園を帯状緑地で連絡し、公園の系統化を図ろうとしたもので、その連絡帯をブールバールとしたのであった。ブールバールを導入して都市の公園緑地のネットワーク化を図ろうとするこのアイデアは、1836年のポツダム美化計画や1840年のベルリン緑化計画にも採用され、もちろん、アメリカの公園系統へも展開し、カンザスシティは、ブールバールにより全市の公園緑地がネットワークされている。→パ-クウェー |