意味 |
湖沼に流れ込む家庭雑排水、工場排水、合成洗剤、化学肥料などに含まれるリンや窒素の栄養塩類によって植物プランクトンが大量に繁殖し、さらにこれらが腐敗する過程でリンや窒素が放出され、水中の栄養塩類が次第に蓄積していく現象。水面がどろどろの緑色になるアオコや淡水赤潮を発生させ、湖沼の水質汚濁の原因となる。滋賀県の琵琶湖、茨城県の霞ヶ浦などをはじめ、各地の湖沼で問題となっており、滋賀・茨城の両県では富栄養化防止条例を定め、リン・窒素の排出基準を設けている。環境庁でもリン・窒素の排出基準を設定している。 |