意味 |
美しく快適な道路景観への配慮がなされた自動車専用道路のこと。道路公園や公園道路の訳語を当てることがある。オルムステッド(F.L.Olmsted)が発案したもので、美しい風景地の中を初期においては馬車で後に自動車でドライブを楽しみ、公園と公園を連絡する目的で造られた。そのため、原則として貨物自動車の通行を制限し、かつ、沿道地域へのアクセスも限定されているのが一般的。パークウェーは、散在する大規模公園を連結する目的で造られ、公園系統の主要な系となった。ブールバールも、公園系統の系の一つであったが、こちらは、その沿道へのアクセスがほとんど自由であったのに対し、パークウェーの場合は、公園の他、あたかも公園のように開発された公園住宅地やインダストリアルパーク等に限ってアクセスが確保されるようになっている。パークウェーは、道路景観を最も尊重した道路であるから、その線形は、自然の地形に巧みに調和した形態をもち、既存樹木を沿道や中央分離帯に残したデザインを採用し、立体交差を多用している。また、パークウェーの途中には、休息し、レクリエーションを楽しむための、駐車スペース、ピクニック広場、散策路、キャンプ場、水浴場等が施設されている。アメリカのウエストチェスター郡の公園系統は、パークウェーによる系統として有名でその幅員は100mに及ぶ。→こうえんけいとう |