項目 | 土犠硬度 / どじょうこうど |
英語 | soil hardness |
意味 | 土粒子間の結合力、すなわち凝集力の強さによってもたらされる土の硬さ。綴密度あるいは緊密度とも呼ばれ、土壌の固結度合い、締め固まり度合いを示す指標ともなり、緑化の可否、植物生育の良否を左右する重要な因子である。土壌硬度は、土性、土壌構造、腐植の含有量、水分状態によっても影響を受け、固相率、容積重あるいは透水性、通気性とも密接な関係がある。測定にあたっては、土壌の断面調査においては、特定の器具は使わずに、断面を指で押した感触によって判定する。土質工学の分野では、通常、円錐貫入計が使用されるが、造園の分野においては、山中式土壌硬度計が頻繁に使用される。この器具は、円筒状の胴体の中にばねが内蔵されており、先端部のコーンを土壌中に挿入すると土壌の硬さに応じてばねが縮みmmで示される指標硬度が読みとれるような仕組みとなっている。植物根の伸長と土壌硬度との一般的な関係を山中式土壌硬度計の指標硬度でいえば、17?23mm程度で根の伸長が抑制されはじめ、27mm程度で根の伸長が著しく阻害され、29mm程度になると、ほぼ伸長が停止するといわれる。 |