項目 | テラスハウス / テラスハウス |
英語 | terrace house |
意味 | わが国では接地型の各戸ごとにテラスおよび庭を設けた連続住宅。低層集合住宅であるが、隣家と仕切られた庭をもち、接地型であるため独立住宅の趣をもつ。建築面では連棟型であることから、木造を耐火構造にした現代長屋とも称される。この場合のテラスは、純粋な意味でのテラスより各戸に付随した専用庭を指す。集合住宅でありながらも、この専用庭の確保が、日照とプライバシーを良好に保つことが特徴。住宅・都市整備公団の前身、住宅公団が設立された1955(昭和30)年当初には比般的多く建設されたが、その後の中高層化に伴いー時漸減。再び、テラスハウスだけの大規模団地や、中高層住宅地周辺に設けられる開発タイプが増えてきた。一方、欧米でテラスハウスといった場合、斜面に階段状に設けられた接地型の連続住宅で、下の住宅の屋上部分が上の住宅のテラスとなる形式のもの、あるいは平たんな敷地に建てられた階段状の外観をもつ多層式集合住宅で、その階段状の部分をテラスとした建築を指す。身近で多目的に使えるプライベー卜な外部空間と日照の確保、および眺望が特徴。日本のテラスハウスは北米のrow houseに当たる。→タウンハウス |