意味 |
アメリカのジョージア州ティフトン(Tifton)のコースタルプレーン試験場で、1936年以降にバートン(Burton)を中心として芝草の育種研究が進められ、その結果作出されたもの。コモンバーミューダグラス(Cynodon dactylon Pers.)とアフリカンバーミューダグラス(Cynodon transvaalensis Davy) との交配種で3倍体、2n=27.その主なる品種を挙げれば、ティフトン57(Tiflown)が1952年に、続いてティフトン127(Tiffine)が1953年、ティフトン328(Tifgreen)が1956年。ティフトン419(Tifway)が1960年に、なお、ティフトン328から選抜され、さらに小型のドワーフティフグリーン(Dwarf Tif greeen、Tifdwarf)が1965年に育成された。いずれもわが国に導入され、これらは一括してティフトン芝と俗称される。一般に利用されているものは、ゴルフ場ではグリーン用としてティフトン328・ティフドワーフ・フェアウェー・ラフ用としてティフトン419の3種類で、その他、道路のり面地表面保護用、家庭芝生、校庭芝生、公園芝生等にも広く利用される。ティフトン57・ティフトン127も、公園・運動場・ゴルフ場のティー・地表面保護等に利用できる。これらはいずれも3倍体で不稔性、したがって栄養繁殖。ストローン(Stolon)植えなどと称して、匍匐(ほふく)茎を2?3本一緒にして適当な間隔で点植する。差(挿)し芝等と称される。→バーミューダグラスるい |