項目 | 地形 / ちけい |
英語 | landforms |
意味 | 一般には地表面の起伏・形態。しかし、その内容は広く、褶(しゅう)曲山脈や海溝など地球規模のマクロなものから、庭園の築山などのようなミクロなものまで様々なスケールのものがある。造園分野では地域計画や地方計画、景観計画などで比較的大スケールの地形を対象とするほかは、もっとミクロなものを扱うことが多い。地形という言葉には地表面の形態という概念に加えて、沖積層からなる低地、洪積層やローム層からなる台地というように、地形発達史的、成因論的概念を含めて理解されることもある。後者の認識にたてば、対象とする場所の地質や土地の性質まで予測することが可能である。こうした視点から作成された図面には、地形分類図や土地条件図があり、土地利用計画や植栽計画などの立案に重要な情報を提供する。なお、地形の様々な特徴に基づき地表面を区分することを地形区分といい、目的に応じて各種の区分図が作成される。 |