意味 |
植物群落を種類組成によらず、常緑広葉樹林とか針葉樹林とかいうように、群落全体の外観、すなわち優占種の生育型によって直観的あるいは視覚的にとらえる見方。植生を相観によって区分するとき、その基本単位を群系という。種々の目的で作成される植生図の一部は、相観に基づき、つまり群系を基本単位として描かれる。大縮尺で描かれる世界の植生帯などが、その代表的なものである。造園計画の基礎図として作成される細密植生図なども相観を基に描かれる場合が多い。なお、植物群落の垂直構造をそのまま図に表した群落断面図を相観図ともいう。 |