項目 | 石材 / せきざい |
英語 | - |
意味 | 材料として用いる岩石の総祢で、建築・土木材料としては主に加工した石、造園材料としては加工した石および加工しない自然石。造園の石材の加工には、敷酒、張石、石積などに用いる程度のものから、各種石造美術品など高い水準のものまである。建築・土木用には石材規格があり、また加工のために各種の石材仕上げがあるが、それらは造園の設計・施工にも利用される。自然石は日本の庭園に伝統的に使われ、庭石または景石と呼ばれるものから、ゴロタ・砂利・砂など粒状のものまであり、意匠上重要な役割を果たしてきた。それらを販売する庭石商は江戸初期には成立し、江戸時代以来続く産地もある。現代の公共造園においても自然石の利用は少なくないため、新たな産地が開発されて多量に出荷される品目もある。自然石は材料の特性に地域性および規格化の困難性を指摘されている。造園用の砂利、砂は粒度調整はされているが規格は統一されていない。海外からの石材の輸入は盛んで、近年は自然石も輸入されている。 |