項目 | 作庭記 / さくていき |
英語 | - |
意味 | 日本最古の作庭秘伝書。江戸時代の「群書類従」による題名らしい。最も古い谷村家本(2巻、重文)には書名なく、鎌倉時代には「前栽秘抄」(せんざいひしょう)と称され、その著述年代や著者についての定説はない。一般に平安時代末期、関白頼通の三男、橘俊綱(1028〜1094)が幼少のころ見聞した庭園工事を中心に豊かな経験や自然観察をもとに編纂したものとされているが異論もある。内容・用字についての諸説も多く、例えば「その石のこはんにしたがって」を「乞う」として石の要求するところに従う、「ごばん(碁盤)」、「小半」とするなどがそれである、寝殿造り庭園の地割から、立石・池泉・島・滝・遣水・配植などの技法を詳述している.。 |