項目 | 境栽花壇 / きょうさいかだん |
英語 | border flower bed |
意味 | 建物・塀・生垣・通路などに沿った場所に細長く設けられる花床。境栽花壇は多年草を主体とし、季節によって一・二年草を補い、四季を通じ開花が見られるように配植する。境栽花壇の花床では、多年草が主体なので、一度植栽されると施肥する機会が少なくなるため、土壌の肥沃な場所に設け、堆肥・元肥などを十分に施用することが必要である。通路の片側に設けられる片側境栽花壇、通路の左右に設けられる両側境栽花壇などでは、前面に草丈の低いもの、後方にいくに従って、草丈の高いものを配植する。通路に挟まれた両面境栽花壇は、中央部に草丈の高いもの、そして順次通路側へ草丈の低いものを配植する。花床の植栽前線は、整然とした感じをだすために縁取り植裁を行い、区画を明瞭にすることも一法である。境栽花壇に用いられる植物の一例として、キク・ガーベラ・アルメリア・キキョウ・シラン・ボーダーカーネーション・ツワブキ・ジキタリス・ストケシア・フロックスなどが挙げられる。 |