意味 |
"単に修景することだけではなく、種々の実用的な機能効果を期待して計画的に行われる植栽。換言するならば、植物が単独あるいは集団で存在することによってもたらされる機能効果を積極的に造園計画に活用しようという意図の下に行われる植栽。機能植栽の代表的なものとしては、人間生活にとって負の現象を軽減し、快適性・安全性の維持、向上を図ることを目的に行われる防風・防雪・防潮・防音・防火・防塵植栽などか?挙げられる。このほか、遮へい・緑陰値栽など種々のものか?あり、様々な分類、整理がされている。一例として、ロヒ?ネッティ(G.O.Robinette)によるものを示す。高速道路においても路傍、休憩施設等において、道路内外の景観の向上、あるいは周辺環境との調和を図る。さらには走行上の安全性と快適性を高めるなと?種々の目的の機能植栽か?実施されている。各種の植栽機能を効率的に発揮させるためには、それぞれにふさわしい植栽の規模・形状が、研究等によってほぼ明らかにされているので、それらを参考にするとよい。いずれにしても、植栽によって各種の機能を完壁に発揮させることは至難なことであり、効用と限界をわきまえ、活用されることが望まれる。また、植栽による機能効果を永続的に発揮させるためには、的確な維持管理の実施が要件となる。なお,防風林・防潮林あるいは緩衝緑地帯、環境保全林なども規模の大きい機能植栽の一種と見なせる。 | "