造園用語集

アドベンチャープレイグラウンド


造園用語集

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アドベンチャープレイグラウンド

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項目 アドベンチャープレイグラウンド / アドベンチャープレイグラウンド
英語 adventure play grounds
意味子供たちの自己能力開発を目的とした遊び場。デンマークの造園家ソレンセン(c.T.Sorensen)が1930年代に、「子供には、自分の能力に挑戦しその可能性を開発する場が必要であり、そんな遊び場を」と問題提起したのが始まり。世界最初の事例は、1943年から1947年にかけての5年間、ドイツ占領下にあったコペンハーゲンの郊外にあるエンドラップ。面積7,000m2でプレイリーダーはベルテルセン(J.Bertelsen)。開園初日の利用者数900人。開園3年後の1946年にイギリスのアレン・オブ・ハートウッド卿夫人がエンドラップを訪れ、アドベンチャープレイグラウンドの意義と動向を社会問題化する。以降イギリス各地でこの運動が展開し、1962年に、ロンドンアドベンチャープレイグラウンド協会(LAPA)が創設される。LAPAの示すアドベンチャープレイグラウンドの概念は、「現代の都市社会の中で、アドベンチャープレイグラウンド以外ではしにくい多くのことを自由にやれる場所で、面積は0.13(1/3エーカー)ないし1.0(21/2エーカー)ha。ここで子供たちは廃材を使って家を作ったり、たき火や戸外の料理を楽しみ、穴掘りや庭作りをする。そこにはプレイリーダーがいて、子供たちの遊びを援助する任務を持っている」である。現在では、イギリス、スイス、西ドイツ、デンマーク、スウェーデンのヨーロッパ各国の諸都市に多くの実例があり、アメリカでは1950年にミネアポリス市で第1号が開園した。日本での類似例は、俗に、がらくた公園と呼ばれた東京都大田区の萩中公園があり、1975年東京都世田谷区の経堂地区で地域の有志、父母、近くの大学生らがボランティア組織を結成して、本格的なアドベンチャープレイグラウンド、冒険遊び場を実践した。この種の遊び場を成功させるためにはよきプレイリーダーの確保、けがをしたときのための保険加入、付近住民の理解と協力などが必要である。
五十音順
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ま み む め も
や ゆ よ
ら り る れ ろ
わ