造園用語集

目土


造園用語集

め

目土

項目 目土 / めつち
英語 top dressing joint soil, meadow soil
意味 芝生面に散布される調製された細粒の土壌。芝生の造成時、芝の活着と繁殖を促進するため、また管理上芝生を緻密にし、美しい状態を維持するために用いられ芽土ともいわれる。目土かけは、造成時には目地をふさぎ、匍匐(ほふく)茎を覆い発根を促し、早く芝生を完成するために必要で、芝張りの方法によってその量は加減されるが、上原敬二によれば造成時は100坪の張芝に要する目土の量は、おおむね0.85?1.2立坪といわれる。全部一様にした場合は1.8cm内外の厚さになる。葉先が目土の上にわずかに現れる程度でよい。十分に芝生敷きに目土が入るよう笄(こうがい)板ですり込み、たたくか、ローラーをかける。維持管理のための目土かけは、(1)放任すると特に日本芝の場合などは匍匐茎が露出し、芝生は乱れ、すじばって堅い感じになってくるので、目土をかけ、不定芽・不定根の萌出を促し芝生を密生させる、(2)目土に肥料や土壌改良剤等を混入して、肥培と表層の状態をよくする、(3)芝生面の凹凸をならし、均一に生育させ短い刈込みを容易にする、(4)適当な目土かけは、芝生の中に堆積する刈りかすその他の有機残渣物の分解を促進し、その害作用を軽減する等の効果がある。目土かけによって、芝生は次第に上方に新生して古い残骸が下方に残ってマット状になるので、エアレーション、バーティカッティングを行って更新するが、そのあとには目土を施す。また特殊の場合であるが、夏型芝(コウライシバ類やバーミューダグラス類)の芝生を冬も緑にということで、ライグラス等の冬型芝をオーバーシーディングするときは目土かげと共に行う。目土の質は、原則として床土と同質のもの、また表層土の物理性の改良に役立つため、砂と有機物および土壌改良剤を混入するが、その容積割合は一般的には、砂1、土壌1?2、有機物など1、混合土はさらさらして散布すり込みが容易なものとする。管理の場合の目土の量は俗に1立坪分で300坪の芝生に該当するといわれるが、これは造成時の場合に比べると3分の1で厚さ6mmぐらいとなる。通常目土の厚さは3?6mm程度で、厚い目土は有害である。造成時と違って1回に厚く施さない。ゴルフ場の場合、前窪伸雄らの調査では、グリーンで3?5mm、ティーは3mm、フェアウェーは5?7mmの厚さに施すところが多い。大久保昌によれば、コロニアル系のベントグラスで厚さ2mmくらい、クリーピングベントグラスでは厚さ2?4mm、コウライシバやバーミューダグラスでは4?6mmぐらいを1回の自土かけの厚さとしている。駒沢公園の芝生フィールドでは1回に2?5mmの厚さに施されている。厚さ 6mmというと100m2に0.6?の目土が必要となる。目土は熱処理あるいはメチルブロマイドなどの燻蒸によって消毒されたものを用いる。家庭芝生ではこのようなことはなかなか無理で、一般には細粒にふるわれた砂壌土等が使われる。目土かけの回数は庭園や公園などの場合年間1?2回でよいが、踏圧利用の激しい競技場フィールドや球技場の芝生などでは、年間3?6回くらいは必要になってくる。ただし、生育の状態、踏圧損傷の具合によって勘案される。目土かけの時期は通常、春から初夏にかけて夏型芝・冬型芝ともに適期。さらに夏型芝は初秋のころ、冬型芝は秋から初冬にかけても適期である。
五十音順
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わ