造園用語集

住宅造園


造園用語集

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住宅造園

項目 住宅造園 / じゅうたくぞうえん
英語 home landscaping; residential landscape plannmg
意味 住宅および住宅地を対象とした造園行為。住生活を営む家族の家事・食事・休息・就寝・団らん等の生活行為にかかわって、利便、健康、安全、快適な屋外の住空間の創造を目的とする。目的達成のためには、住宅の位置する土地の自然的、社会的な条件を克服し、生活する家族の生活形態に合わせた敷地計画(サイトプランニング)が必要。住宅造園の主流は現代においても庭園だが、独立住宅のほか、集合住宅の造園も多い。共に造園空間としてプライペートスペースとパブリックスペースを有し、集合住宅の規模が大きくなるほど後者が重要となってくる。プライベートスペースは多く庭園として形づくられ、住む人の生活機能を満たし、快適で美しい空間を造ると同時に、プライバシーが確保され、仕切りや住宅内部空間との機能的な関連づけが重要になる。特に小規模空間の住宅造園にあっては、建物と庭園の一体化が強く要求され、戸外室のほか屋上やベランダ、中庭から室内にまで、その範囲が広がっている。独立住宅のパブリックスペースでは、玄関前の公道に接する前庭ヘ建築正面の装飾などが造園の対象となる。集合住宅の造園では、上述のほか住宅相互のプライバシー確保や、住区全体の美観と住民のレクリエーションに必要な空間づくりもその対象となり、公共的な色彩を帯びる。特に大規模な住宅地の開発にあっては、住棟・道路・緑地・公園などの配置から各戸まわりの造園までその範囲となるが、この場合は住宅造園という概念よりむしろ住環境設計といった概念でとらえることになる。→じゅうかんきょうせっけい
五十音順
あ い う え お
か き く け こ
さ し す せ そ
た ち つ て と
な に ぬ ね の
は ひ ふ へ ほ
ま み む め も
や ゆ よ
ら り る れ ろ
わ