造園用語集

色彩計画


造園用語集

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色彩計画

項目 色彩計画 / しきさいけいかく
英語 colour planning
意味 各種造園デザインに際し、素材の検討や、着色の検討をする場合に、一連のデザイン行為としてなされる色彩の調査、分析、評価、設計をいう。色彩計画を行うためには、主として光線とのかかわりにおける物理的色彩研究、主として人間の眼の構造にかかわる生理的色彩研究、それに錯視や色対比にかかわる心理的色彩研究の成果による基礎知識が必要。環境デザインのーつとしての造園デザインに限らず、ビジュアルデザイン(visual design)、インダストリアルデザイン(industrial design)といった各種のデザインにおいて、色彩計画の占める比重は高い。とりわけ、ファッションデザインやインテリアデザインでは、色彩計画にかかわるデザインの検討が多くなされている。色彩計画に際しては、まず色彩調査と分析が必要で、その種類として小林(1963)は、色彩志向調査、色彩記憶調査、色彩連想調査、色彩曙好調査、色彩作業調査、色彩所有調査の六つを挙げている。また、造園デザインにおける色彩計画では、色彩調和論の成果も参考となり、その例として、シュヴルールの色彩調和論、オストワルトの色彩調和論、ムーン・スペンサーの色彩調和論等がある。色彩計画の造園デザインへの展開場面としては、自然風景地における景観計画、都市美計画における景観規制、庭園・公園・広場・モール等の造園計画がある。
五十音順
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た ち つ て と
な に ぬ ね の
は ひ ふ へ ほ
ま み む め も
や ゆ よ
ら り る れ ろ
わ